僕が、ポケモンのオンライン対戦でよく使っているアチャモの育成論を紹介します。


(参考動画)

Youtube のリンク先を見れば努力値振りなどの方法はのっていますが、ここではそのアチャモについて詳しく解説したいと思います。

調整
アチャモ 持ち物 きあいのタスキ
性格 さみしがり 特性 かそく
種族値 45-60-40-70-50-45
個体値 31-31-0-x-0-31 (xの数値は何でも可)
努力値 4-252-0-0-0-252
実数値 121-123-45-75~90-55-97
技構成
つるぎのまい
まもる
カウンター
きしかいせい


テンプレの動きは守るで加速のターンを稼ぎつつ、
連続で守るが使えない2ターン目で剣の舞、3ターン目で相手の素早さを抜いていそう(2ターン目の加速込み実数値、194を上回っていそう)ならきしかいせいで殴る。
まだ相手のほうが速そうならもう一度守るを挟みます。

ちなみに、2回加速を積んだアチャモの素早さ実数値194は、
準速スカーフヒードラン(種族値77、S補正なしの252振り)、
最速オンバーン(種族値123、S補正ありの252振り)まで抜くことができ、
3回積むと実数値242となり、
素早さ種族値95以下のポケモンはスカーフを持っていたとしても抜くことができます。
スカーフ持ち以外だと、途中で素早さを上げない限りは最速スピードフォルムデオキシス以外に抜かれないので、相手が先制技を持っていない限り先に行動することができます。

この動きが一通り決まれば、最後にきしかいせいを打つときの火力指数は49200となり、
タイプ相性で半減されない限り、大半のアタッカーポケモンを確定1発で倒すことができます。
ただし、タイプ相性で半減されてしまう相手や、ガブリアス(H4振りで確定2発、乱数1発25%)
などの相手には、このきしかいせいでの突破は厳しいため、カウンターを採用しています。
カウンターは、普通に襷カウンターとして運用するのもいいですが、積みエース(龍の舞などを積んで全抜きを狙ってくる相手)に対するストッパーとしても活躍してくれます。
積み技読みでアチャモを無償降臨することができれば相手にとって手痛いです。

最後に、バシャーモとの差別化方法について説明します。

このアチャモの育成論は、相手の攻撃1発でHP1(襷による効果)になる前提で書かれています。
なので、相手の技で確実にHP1まで削られるようにしたいわけです。
アチャモの場合、HP121で防御と特防を最低まで下げた場合の耐久指数は
物理耐久指数 121×40=4840
特殊耐久指数 121×49=5929
となります。

これに対して、バシャーモで限界まで耐久指数を下げた場合は、
物理耐久指数 140×67=9380
特殊耐久指数 140×67=9380
というように倍近く耐久力に差が出てしまいます。

基本的に耐久力はあったほうがいいに越したことはないのですが、今回の育成論だと安定して襷を使って耐えられる耐久が薄いアチャモのほうが優秀になります。
もちろん、ポケモンバトルにおいて直接攻撃することだけがダメージを与える手段ではないので、耐久ポケモンなどと戦うときはバシャーモのほうが有利に戦えます。

アチャモのHPを最低の値にせず、4振りの121にしている理由はカウンターで倒せる物理型で2番目にHPが多いであろうH252振りカビゴンを確定1発で倒せるようにするためです。

きしかいせいの威力は残りHPが少ないほど威力が高くなる、という技なのですが、
最大威力の200で打つには、最大HPの1/24未満で使う必要があります。
アチャモの場合で残りHP5未満で使う必要があります。
バシャーモでHが逆Vなら残りHP5未満で最大火力と一見アチャモと同じように見えますが、防御特防の関係でアチャモのほうが安定してHPが削られますし、HP140でのカウンターは、HPが278以上もある物理アタッカーはアクジキングしか存在しなく、悪タイプであるアクジキングはきしかいせいが抜群で入る上、現環境でほとんど見かけないアクジキングのために無駄な耐久をつけてしまうくらいなら、普通にバシャーモを使うべきだと思います。

剣の舞を積んだアチャモとバシャーモの飛び膝蹴りでは、きしかいせいのほうが火力が出ます。
アチャモの場合、相手次第できしかいせいを上手く使えないこともありますが、バシャーモの飛び膝蹴りとはちがって命中率が100なので、相手の回避率が上がっていない限りは運に左右されることなく、確実にあてられます。このシチュエーションはなかなかないですが、重力状態だと飛び膝蹴りは使えませんがきしかいせいは使うことができます。

実際に使っている感じだと、マイナーポケモンに負けず劣らずの活躍をしてくれます。
使いこなすのはなかなか難しいかもしれませんが、よかったらこのアチャモを育成してみてください。